ガラスプロテクションフィルムのPETとTPUは何が違う?|ベンツC200にXPEL WPFを施工

今回はメルセデス・ベンツ C200のフロントガラスに、XPELのPETタイプのガラスプロテクションフィルムを施工しました。
施工前の油膜除去から、PETフィルムの熱成形、貼り付け、端部の仕上がりまで、実際の施工工程をご紹介します。
■ なぜフロントガラスにプロテクションフィルムを施工するのか
フロントガラスは、走行中の飛び石によってキズや欠け、ひび割れが発生するリスクがある部分です。
特に高速道路では、前方車両が跳ね上げた小石などが勢いよく衝突することがあります。
フロントガラスにプロテクションフィルムを施工する目的は、こうした飛来物による衝撃をフィルムで受け止め、ガラス本体へのダメージを軽減することです。
フロントガラスの交換は高額になる場合があり、先進運転支援システム(ADAS)のカメラを搭載した車両では、交換に伴う調整が必要になることもあります。
ガラスPPFは破損を完全に防ぐものではありませんが、純正ガラスをできるだけ長く維持するための予防的な保護施工です。
■ ガラスPPFのPETとTPUの違い
フロントガラス用のプロテクションフィルムには、主にPETとTPUという2種類の素材があります。
どちらも飛び石などによるフロントガラスへのダメージを軽減する目的で使用されますが、透明性や素材の柔軟性、施工方法、メンテナンス性などに違いがあります。
PET(ポリエチレンテレフタレート)
PETは比較的硬く、透明性に優れた素材です。
TPUと比べてフィルムが薄いことに加え、フィルム特有の歪みや揺らぎが少なく、クリアな視界を重視する方に適しています。
フロントガラスは運転中に常に視線が通る部分なので、フィルムを施工した際の見え方は重要なポイントです。
一方で、柔軟性が低いため、フロントガラスの曲面に合わせるには熱成形が必要になります。熱成形には高い施工技術と手間を要するため、施工コストが高くなる傾向があります。
また、TPUのような自己修復機能は備えていないため、フィルム表面に付いたキズがそのまま残る場合があります。
TPU(熱可塑性ポリウレタン)
TPUは柔軟性と伸縮性に優れた素材です。
PETとは異なり、熱成形を行わずにフロントガラスの曲面に追従させて施工できるため、作業工程を短縮しやすく、施工費用も比較的抑えられます。
XPELのTPUタイプには自己修復機能が備わっており、表面に付いた軽微なキズを回復させることができます。
ワイパーの使用などで発生する細かな擦りキズが気になる方には、この自己修復機能がメリットとなります。ただし、すべてのキズが修復されるわけではありません。
また、TPUも高い透明性を備えていますが、フィルム特有の歪みや揺らぎが生じる場合があります。
特にフロントガラスが大きく寝ている車両では、こうした歪みや揺らぎを感じやすい傾向があります。
PETとTPU、どちらを選ぶ?
視界のクリアさやフィルム特有の歪みの少なさを重視する方にはPET、自己修復機能や施工費用とのバランスを重視する方にはTPUが選択肢となります。
なお、フィルムの厚みだけで飛び石に対する保護性能の優劣が決まるわけではありません。それぞれの特徴を理解したうえで選ぶことが大切です。
今回のメルセデス・ベンツ C200にはPETタイプを使用し、フロントガラスの形状に合わせて熱成形を行ったうえで施工しました。
■ 施工前の油膜除去
フィルム施工に先立ち、フロントガラス表面の油膜を除去します。
油膜が残っていると施工液がはじかれ、フィルムを滑らせながら位置を調整する作業が難しくなり、最終的な仕上がりにも影響します。
施工液がガラス面に均一に広がり、フィルムをスムーズに滑らせることができるよう、油膜をしっかりと除去することが大切です。

■ PETフィルムをフロントガラス形状に合わせて熱成形
今回使用したPETタイプのフィルムは、フロントガラスの曲面に合わせるための熱成形を行っています。
まずはガラス面にフィルムを載せ、成形前の状態を確認します。

熱成形によって、フロントガラスの曲面に沿うようにフィルムの形状を整えていきます。

■ カット前のライン取り
成形したフィルムをガラスの形状に合わせてカットする前に、端部のラインを取ります。
ガラスの縁から1~2mm程度の隙間を設けることを目安に、フィルムの輪郭を決めていきます。

■ フィルムの貼り付けとスキージング
形状を整えたフィルムをフロントガラスに貼り付けます。施工液を使用しながら位置を合わせ、ガラス面にフィルムを密着させていきます。

続いて、スキージーでフィルムとガラスの間の施工液を押し出していきます。

■ 施工完成・フィルム端部の仕上がり

XPEL PETのガラスプロテクションフィルム施工が完了しました。フロントガラスの透明感を保ちながら、表面をフィルムで保護しています。
フィルム端部は、ガラスの縁から約1~2mmの隙間を目安に仕上げています。ガラスの形状に沿ってカットし、端部まで丁寧に施工しました。

■ 施工内容・参考施工価格
車両: メルセデス・ベンツ C200
施工箇所: フロントガラス
施工内容: ガラスプロテクションフィルム施工
使用フィルム: XPEL WPF(PETタイプ)
参考施工価格:
・フロントガラス ガラスPPF施工 110,000円(税込)
※施工範囲や車両の仕様・状態によって施工価格は異なります。
詳細なお見積もりについては、お気軽にご相談ください。
■ フロントガラスのプロテクションフィルムをご検討中の方へ
フロントガラス用プロテクションフィルムは、車種やガラス形状によって施工条件が異なります。
ガラスPPFの施工をご検討中の方は、車種をお知らせのうえ、お気軽にご相談ください。
詳しいお見積もりや施工についてのご相談は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。
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